どうもフリーランスデザイナーのヨシダマサ(@onof_yoshi)です!
いまこの記事を読んでいるのは、これから名刺を作ろうと考えている個人事業主さん、もしくは、デザインを始めたばかりで「かっこいい」「オシャレ」な名刺をデザインしたい初心者のデザイナーさんが多いと思います。
今回はデザインレイアウトに困った時に使える、レイアウトサンプルや名刺作成に便利なツール、おすすめのプリントサービスまでご紹介します。
実践の前に、まずは「名刺デザインの基本を学びたい!」という方はこちらからどうぞ。
困ったときに使えるレイアウトサンプル
名刺のレイアウトと一言でいっても、結構いろいろなバリエーションがあります。
文字でいえば、「文字の頭揃え・尻(しり)揃え」「センター揃え」など。
揃え方の他にロゴマークを入れたければ、文字とロゴマークのバランス。
さらには、名刺が「横向き」なのか「縦向き」なのか?
そんな、初心者がとくに迷子になりがちな名刺のレイアウト。
困った時に参考になる、基本的なレイアウトサンプルを「横向き・縦向き」に分けてご紹介します。
初心者にはなかなか難しいですが、デザインとかレイアウト力がアップするコツは、できるだけたくさんのデザイン案を作ることです。
実際に作ると分かりますが、レイアウトによって名刺の印象も変わってきます。
なので、たくさんのパターンを作って並べてみて、どれが自分の中でしっくりくるデザインかを検証しましょう。
サンプルは、当ブログのプロフィールのアイキャッチ用にデザインした名刺を見本にしますね。
横向きのサンプル
横向きの名刺は、ビジネスにも個人の名刺にも多く使われているオーソドックスなスタイルです。
横向き名刺の特徴は
・肩書きや部署名など長い文字数でも入る
・mailやURLの横文字表記も読みやすい
・レイアウトの自由度が高い
日本の名刺は縦向きが多かったみたいですが、URLやメールアドレスの表記が必須な最近では、文字の長さにも対応出来る横向きの名刺がスタンダードになっています。
文字下部/右(尻)揃え
文字下部/左(頭)揃え
文字天地センター/右(尻)揃え
文字天地センター/左(頭)揃え
文字天地左右センター/センター揃え
横向き名刺は普段から見慣れていると思うので、安定感があります。
縦向きのサンプル
最近は横向き名刺が多いですが、縦向きの名刺は本来、日本語との相性がバツグンにいいです。
縦向き名刺の特徴は
・縦書きの日本語と相性がいい
・相手に真面目な印象を与える
・逆に個性が出しやすい
デザイナーなど「人とは違う名刺にしたい!」「個性を出したい!」という人は、縦向き名刺にしてもいいかもしれません。
文字天地左右サンター/センター揃え
文字左右サンター/名前縦組み
文字天地サンター/左(頭)揃え
文字天地サンター/右(尻)揃え
いかがでしょうか。
僕のイメージですが、日本語を大切にするコピーライターさんとか装丁家、雑誌の編集者に縦向き名刺の人が多い気がします。
デザインをトレースしてみよう
いいデザインをたくさん見ることはすごく大事です。でも、初心者デザイナーは手を動かすことはもっと大事です。
「百見は一作にしかず」ということで、まずはデザインレイアウトを丸まるトレースしてみましょう!
下の表示標準マニュアルで、文字の大きさやフォントカラー指定の通りに作ってみてください。
名刺サイズ:91mm×55mm
Illustratorで作成する人はアドビの公式サイトに名刺用のデータ作成方法が載っているので参考にしてみてください。
簡単に名刺デザインができる便利な無料ツール
IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトは、高くて手が出せないという人にはWeb上でさまざまな媒体のデザインが編集できる無料サービスがおすすめ。
Canva
Canva(キャンバ)とは名刺デザインをはじめ、いろいろなグラフィックデザインを無料で作成できる便利なツール。
Webサイト上でデザインの編集ができるので、わざわざソフトをパソコンにインストールする必要はありません。
また、iPhone/iPadやAndroidアプリも用意されているので、スマホからインスタグラム・Twitterなどの投稿画像をサクッと編集できたりもします。
画面は名刺の編集画面です。
操作はカンタンで、左のデザイン一覧から自由にテンプレートを選んで、テキストを打ち換えてレイアウトも自由に変えられます。
無料プランでも商用利用可能なので(一部有料もあり)、
「完全オリジナルのデザインは難しい…」という個人事業主の方は絶対に使えるはず!
おすすめの名刺プリントサービス
名刺のデザインが決まったらプリントしましょう!
印刷は手持ちのプリンターでもできるかもしれませんが、仕事で使用する場合は、プリントサービスを利用することをおすすめします。
やっぱり、クオリティがぜんぜん違いますからね。
今はネット通販のプリントサービスがたくさんあって、ビックリするくらい安く作れます。
普段から利用することが多いデザイナーが、その中でも、おすすめのプリントサービスをご紹介します。
カスタムデザイン名刺whoo(フー)
カスタムデザイン名刺から印刷までワンストップで作れるサービスとしておすすめなのがカスタムデザイン名刺whooです。
こちらは
「デザインして、自分で印刷も申し込まなきゃいけないとか面倒!」
「おしゃれなデザインテンプレートが使えて、印刷も楽なサービスないの?」
という人には、カスタムデザイン名刺【whoo】がまさにピッタリのサービスです!
whooの一番の特徴は、とにかくまぁプロのデザイナーが引くほどオシャレなデザインが揃っていること!
それもそのはず。「海外デザイナーのデザインをストック」しているので日本人の感覚にはない自由な発想のオシャレ名刺ばかり。
サイズもオーソドックスなサイズからスクエア・ミニサイズなど、オリジナリティに富んでます。
スタンダードとはいえ、デザインがいいとやっぱり目を引きますねー。
こちらはスクエア。こちらもまたおしゃれだわ!
ミニタイプ。もしショップのレジ横に置いてあったら絶対もらって帰るやつ!
価格は20枚¥3,350(税別)から。
他のネット印刷通販と比べると高めですけど、世界中のデザイナーのデザインテンプレートが使えて、印刷代もセットでこの値段です。
むしろ僕はかなりお得だと思います!
印刷通販@グラフィック
僕が仕事でもよく利用するのが24時間注文・入稿受付OK。実績と信頼の「印刷の通販 グラフィック」です。
おすすめできる理由は印刷のクオリティ良いこと。
「オリコン顧客満足度第1位(2019年)」に選ばれたとのことで、納得です。
また、こちらのサービスで便利なのが、ペーパー見本をはじめ、便利なサンプルを送ってくれるところ。
名刺を作るときに重要なのは使用する紙選びです。紙の風合いとか厚さで印象が全然変わります。
その点では、見本帳でしっかり自分のイメージあった紙を選べるので安心ですね。
価格はオンデマンド印刷10部¥682から。
ネット印刷では最安値ではないですけど、高くはないと思います。
まとめ
今回は名刺の実践編をお届けしました。
初めて名刺を作ろうと思っている方、新たに名刺を持ちたいという人に参考にしていただけたら幸いです。
今はそんな人たちの味方になってくれるネットサービスがあるので、この機会にぜひ利用してみてください。
どうせ作るなら、交換した相手に褒めてもらえるような名刺にしたいですよね!
最後まで読んでくれてありがとうございます。