どうもフリーランスデザイナーのヨシダマサ(@onof_yoshi)です!
これから名刺を作ろうと考えている個人事業主さん、もしくは、デザインを始めたばかりの「かっこいい」「オシャレ」な名刺をデザインがしたい初心者デザイナーさんに向けて、誰に渡しても恥ずかしくないデザインの基本をおさえた名刺の作り方を解説します。
今回解説するのは、名刺デザインの基本編です。
基本はすっ飛ばして「名刺デザインの実例・実践方法が見たい!」と言う方はこちらをどうぞ!
名刺はなぜ必要?本当の役割とは
名刺は社会人なら誰もが持っているビジネスツール。
じゃあ、なんで名刺が必要なんでしょうか?
「とりあえず、名前と連絡先とか交換するため?」
「最初のビジネスマナーとしてでしょ?」
「たくさん配れば、棚ぼた的に仕事もらえるかもしれないから必要!」
名前と連絡先交換だけなら、今はSNSとかメールが普及してますし、単なるビジネスマナーなら不要なものとして廃れてしまいそうです。
棚ぼた的にもらえるほど仕事は甘くありません!
名刺の必要性と本当の役割とは、
・あなたという知ってもらうこと
・仕事につなげために相手にアクションを起こしてもらう
僕はこの2つに尽きると思っています!
それは次の3つを読めば理解していただけるはず!
名刺はその人の分身
まず、名刺というのはアナタの分身だと思ってください。
仕事で初めましてのご挨拶の際に、名刺交換をしますね。
名刺交換の目的は自分を知ってもらうことです。
シチュエーションにもよりますがフリーランスの場合、初対面ではご挨拶程度の場合が多いですよね。
「何かお願いできそうな仕事が出てきたらご連絡します!」みたいな感じで。
まずは、取引先の担当者と経歴やら、初対面の印象を良くするために愛想笑いしてみたり、お互いの共通点を探ったり…。
アナタが担当者のことを、
「この人は高身長だったな」
「「要するに」連呼しすぎ」
「このあいだ名刺交換した人、早口でぜんぜん話が入ってこない」
と思い出すのと同じで担当者も、好印象・最悪の印象関係なくアナタと話した時の記憶がよみがえります。
名刺は、のちの仕事依頼の際にアナタのことを思い出してもらうための分身ということです。
アナタのポテンシャルを伝える最高のツール
デザイナーの名刺であれば、それを見ればアナタのポテンシャルが丸わかりになります。
自分の名刺というのは、受注案件ではないですよね。
クライアントから依頼を受けた、名刺やチラシにはいろいろな条件がありますけど、自分の名刺にはデザインや表現に一切の制約がありません。
制約といったら予算くらいですかね。
「デザインのアイデア」、「面白い仕掛け」など、どうデザインするかは、すべてデザイナーの自由です。
だからこそ、他の名刺と差別化できるチャンスなんです。
そして、名刺は非常にシンプルです。シンプルだからこそ、めっちゃくちゃ奥が深い。
「文字の配置、フォント、色」などデザインの基本が、この小さいカードの中には詰まっています。
だから名刺というのは、アナタが持っているデザイナーとしてのポテンシャルをアピールできる、絶好のツールです。
いい名刺は仕事につながる
名刺は自分を知ってもらうのと同時に、仕事につなげるためのツールです。
名刺には、新たな人脈と仕事をつなげてくれるいい名刺というのがあります。
じゃあ、いい名刺とはどんな名刺?
それは、アナタのデザイナーとしてのポテンシャルが伝わって、かつ「マーケティングツール」として考えられている名刺です。
あくまで「仕事につなげるため」の名刺なので、当然相手にアクションを起こさせるような名刺であるべきなんです。
そのポイントはあなたの価値を理解してもらうこと。
一例を挙げると、いい名刺はこんな名刺
自分はどんなことができるデザイナーなのかを伝えるために…
得意なデザインジャンルをいくつか載せる
高級ブランドのような落ち着いたデザインが得意なら、名刺も同じトーンにする
常識にとらわれない自由な発想力をアピール
名刺サイズをスクエアにしてみる
こういったことを、意識するだけでも全然違います。
すると相手は、
「このデザイナーは高級感のあるデザインが得意だね」
↓
「大人向けのアパレルブランドのブックレットの仕事が入ったぞ。誰に頼もうかな?」
↓
「そいえば、イメージに合いそうなデザイナーがいたな!」
↓
「(名刺を見て)そうそう、このデザイナーに依頼してみよう!」
あとは「名刺の連絡先を見て、相手が連絡をくれる」みたいな。
あくまで理想ですけど、相手にアクションを起こさせる流れはできてますね。
名刺の基本
サイズ
まず基本的な名刺のサイズは「55mm×91mm」
欧米など海外のサイズは一回りほど小さい「51mm×89mm」が主流
個性を出したい場合はスクエアなどの「変形サイズ」も
名刺に載せる主な情報
名前
肩書き
会社名(個人事業主なら屋号)
社名ロゴ・ブランドロゴ
住所
電話番号
メールアドレス
URL
SNSアカウント名
あとは、必要ならローマ字や英語の表記にするとか。
サラリーマンなど企業の名刺はどうしても情報量が多くなります。
事業主などの名刺はできるだけ内容を絞ると、スッキリして見やすくなります。
色の数
印刷の色には「シアン(青色)・マゼンタ(ピンク)・イエロー(黄色)・スミ(黒)」の基本4色を掛け合わせて色を作るカラー印刷と1つの色をそのまま使う単色(特色)印刷があります。
絵の具で例えたら、
カラー印刷は「オレンジを作りたいから赤と黄色を混ぜる」
単色(特色)印刷は「他の色を混ぜないで緑のインクを1色でそのまま使う」
みたいな感覚です。
紙の厚さ
名刺に使用する紙の厚さは、すごく重要です。
厚さによって相手に伝わる印象はぜんぜん変わってきます。
紙がペラすぎるとチープな感じになります。
厚すぎると名刺ケースにかさばってスペースが奪われるし、相手の名刺ホルダーに入らないなんてことも…。
おすすめな厚さは200~220kgくらい。
この厚さならインクの裏写りも気にならず、厚すぎて名刺ホルダーに入らないなんてこともないでしょう。
レイアウトの基本
レイアウトについては、次の5つのポイントをおさえれば誰に渡しても恥ずかしくない名刺になると思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
文字の揃え
文字を揃えるのは、名刺に限らずレイアウトでもっとも基本的なことです。
名刺は特に、小さいスペースの中に情報が詰め込まれているわけですから「見る人の読みやすさ」というのを大切にしましょう。
余白をデザインする
余白を制すものはデザインを制す、とよく言われます。
「いやいや、余白はただの余ったスペースでしょ?」と思っている人。
違うんですよ!余白は大事なデザイン要素なんです!
デザインの打ち合わせで「ここの余ったスペースにイラスト入れて」みたいなことを言われた経験がある人は多いと思います。
余白をうまく使うと、伝えたい重要なものを引き立たせることができます。
図のように周りに何もないところに名前があると、より引き立ちますね。
逆に余白が少なく情報がきつきつに入っていると、見た目も悪いし、どこを見ていいのか視点も定まりません。
文字の大小でメリハリを
一番見て欲しい情報とそれ以外を分かりやすくするために、文字の大小でメリハリをつけます。よくジャンプ率って目にしますが、それです。
名刺で一番目立たせたいのはやっぱり名前ですよね。
図の左がジャンプ率大きめでメリハリが効いたレイアウト。
縦と横
名刺の向きも縦にするか横にするか、2パターンがあります。
どちらがいいのかは、好みによりますね。
ちなみに、個人的な好みでいうと、横向きの文字センター揃えはあまり好きではありません。
センター揃えにするなら、縦の向きにした方が余白が多くすっきり見せられるので。
フォント選び
デザインで一番難しいのはフォント選びだと思います。
簡単に、名刺を使う人の職業や性別ごとの一例をご紹介します。
士業などの職業の名刺
一般的に固めの印象がある士業の名刺は、明朝体でかっちりしたフォントにした方がイメージに合っています。
ゴシック系にしたい場合は、細めの方がスタイリッシュで都会的な印象を与えられる、細めのフォントがいいです。
保育士などの職業の名刺
小さいお子さんと接するので、元気でかわいらしい印象のポップ系のフォント。
女性が使用する名刺
繊細なイメージの明朝体や、洗練されてかつ柔らかい印象の細めの丸ゴシック体とか。
分かりやすくて勉強になるデザイン解説本のご紹介
最近の解説本って、ほんとに分かりやすく書いてあるんですよね。
僕がデザイン初心者だった頃(20年以上前)は白黒のいかにも図解本みたいなのが多かった気がします。
今のデザイナーさんはうらやましいです!
今回お話ししたデザインの基本を、より分かりやすく勉強できるおすすめのデザイン解説本がこちら。
こちらの、けっきょくは、よはく。
デザイナー仲間の間でものすごい話題です。なぜかと言うと、とにかくわかりやすい!
わかりやすいポイントの一つは「いいデザイン、悪いデザインを並べて理由を違いを解説」しているので、一目瞭然なんです。
「そうそう、そういうことなのよ!」と現役デザイナーも納得してしまいます。
よはくを制してデザイン力をアップし、他のデザイナーに差をつけましょう!
もう一つは、ほんとに、フォント。
けっきょくは、よはく。のフォント版です。
こちらも解説本としては秀逸。
どんなフォントを使うか迷ってしまう「フォント迷子」になりがちな、デザイン初心者のバイブルとしておすすめの一冊です。
まとめ
今回は名刺の必要性と役割を理解したうえで、名刺とレイアウトの基本をお話ししました。
たぶん、これを読む前と読んだ後では、名刺に対する考えが少しは変わったと思います。
ぜひ、アナタという人が詰まったステキな名刺を作ってみてください!
最後まで読んでくれてありがとうございます。