独立・開業の知識

【自宅で完了】面倒な開業届を開業freeeでサクッと終わらせよう!

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フリーランスデザイナーのヨシダマサ(@onof_yoshi)です。

フリーランス歴は15年以上です。

独立したから開業届を出したいけどつい後回しにしてしまう

今回は、面倒くさい・忙しいといった理由で開業届の提出を後回しにしているフリーランスや副業サラリーマンに向けて記事を書きました。

こんな人におすすめの記事
  • 開業届を出さなきゃ…でも面倒くさい
  • 忙しくて開業届を税務署に持って行く暇がない
  • 開業届の書き方とか必要書類を調べる時間がない

 

今回ご紹介する無料サービス開業freeeを利用すれば、自宅に居ながら簡単に開業届と青色申告の書類作成から提出までを一括で行うことができます。

実際、僕も検証を兼ねて開業freeeに登録をしてサービスを利用してみましたが、ビックリするくらいあっという間に完了しました!
時間にしたら10分程度です。

記事前半では最初に確認すべき開業freeeの『注意点・留意点』を解説し、記事後半では『メリット・利用手順』を解説していきます。

 本記事の信頼性

ヨシダマサ
ヨシダマサ
本記事を書いている僕は、グラフィックデザイナー歴25年、現役フリーランスとしても18年以上活動しています。

開業freeeとは?

開業freeeとは、クラウド会計ソフト市場でのシェアを増やしてきているfreee株式会社が提供するサービスです。

個人事業主になるための開業手続きの書類作成から提出まで完全無料で利用できます。

提出方法は次の3つ
あなたに合った提出方法が選べます。

開業届を提出するまでの流れを比較

開業届を提出するまでの流れとして「税務署で手書きで作成した場合」と「開業freeeで作成した場合」の流れをそれぞれ比較してみます。

こちらを見比べると、開業freeeだとどれだけラクに開業手続きができるかお分かりいただけると思います。

開業freee税務署で手続き
必要な知識
解説がついているので安心

ある程度開業の知識が必要。
混雑していると係員に相談しづらい。
書類不備のなさ
最低限の入力項目とガイドで不備を防止

窓口で丁寧なチェックをもらえるとは限らないので注意が必要。
所要時間
最短5分で作成

業種によっては最大10枚の書類を手書きの手間。
書き方を調べる必要も。
簡単・正確・時短と三拍子そろってる。
なんか簡単にできそうなイメージが湧いてきた!

開業freeeでの留意点・注意点

メリットよりも先に開業freeeを利用する際の留意する点、注意点から解説をします。

それはなぜかというと、あらかじめ留意点・注意点を理解した上で、開業freeeを利用する・しないの判断ができるからです。

使う人によってはデメリットにもなりますからね。

4つの留意点・注意点

  • 事前に準備するもの
  • 電子申告する場合
  • 青色申告55万円控除を選択する場合
  • 屋号の有無を決める

4つの留意点・注意点をそれぞれ解説していきます。

事前に準備するもの

開業届を作成する際には以下のものが必要です。

開業freeeを使う前に準備しておくと、途中でつまずくことなくスムーズに開業書類の作成が行えます。

  • マイナンバー確認書類(通知カード、マイナンバーカード、マイナンバー記載の住民票など)
  • ハンコ(シャチハタなどの認印でもOK)

上記のマイナンバー確認書類のいずれも手元にない場合は、交付・再交付申請をしなければなりません。
各自治体のホームページなどで確認しましょう。

電子申告する場合

開業freeeでは開業届をオンラインで電子申告することができます。

自宅にいながら開業届の提出を完了できるのでとても便利ですが、電子申告には次のものが必要です。

電子申告に必要なもの

  • マイナンバーカード
  • スマホまたはパソコン
  • ICカードリーダー

スマホはマイナンバーカード読み取り対応のスマホ。パソコンはWindows8.1以上、もしくはmacOS 10.15以上のOSが必要です。

ICカードリーダーはパソコンからマイナンバーカードを読み取る際に必要となります。
ただ、ICカードリーダーを持っていない人の方が圧倒的に多いですよね。

なので、電子申告より個人的には開業書類の提出は郵送するのがもっとも簡単かなと思います。

青色申告55万円控除を選択する場合

確定申告の種類でもっとも節税効果の高い「青色申告55万円控除」を選択する場合の注意点です。

  • 55万円控除では複式簿記が必要
  • 複式簿記にはクラウド会計ソフトが必須

青色申告55万円控除の適用のは複式簿記が必要です。複式簿記って聞くと、なんだか難しそうですよね?

結論、簿記を知らない人には難しいです。笑

なので、簿記を知らない人はクラウド会計ソフトを使った複式簿記の記帳が必須になります。
会計ソフトを使えば、ほとんどの記帳を自動的に行ってくれるので知識がなくても余裕です。

無料の会計ソフトはさすがに無いですが、青色申告55万円控除を選ぶ場合はクラウド会計ソフトも合わせて利用するようにしましょう。

クラウド会計ソフトは、次の2つどちらかを選べば間違いないのでリンクを貼っておきます。

屋号の有無を決める

屋号をどうするべきかはフリーランスがもっとも悩むところだと思います。

でもじつは、屋号は付けても付けなくてもどちらでも大丈夫なんです。本名で確定申告もできます。

だからといって「考えるのがめんどうだから付けない」というのは良くないので、以下に屋号をつける・つけないの判断ポイントを挙げます。
参考にしてみてください。

屋号を付けたほうがいい人

  • 個人事業主として本格的に活動する人
  • 独立を視野に入れている副業サラリーマン

屋号を無理に付けなくてもいい人

  • 独立の予定がない副業サラリーマン
  • 小遣い稼ぎで副業をしている主婦

独立して「本格的に活動する人・将来独立を視野に入れている人」は屋号を付けたほうがいいですね。

なぜなら屋号を付けると、屋号で銀行口座を作れたり取引先からの信用が上がるので、面倒くさがらずに付けた方がいいです。

デザイナーであれば「〇〇デザイン事務所」(〇〇は苗字)みたいなシンプルな屋号でいいでしょう。

あとから屋号を付けることもできますが、変更手続きがいろいろと面倒なので、付けるなら届出のタイミングで決めてしまいましょう。


開業freeeのメリット4つ

最初に前項の開業freeeでの留意点・注意点を読んで「別に問題ないよ」と思った人はここから先はメリットしかありません!

面倒くさい・忙しい・時間がないなどの理由で、開業届の提出を後回しにしている人にとってのメリット4つを解説していきます。

  • メリット①:質問に答えていくだけで開業書類が完成
  • メリット②:記入漏れや書類不備の心配なし
  • メリット③:めんどうな青色申告書類も自動で作成
  • メリット④:必要書類の作成から提出まで完全サポート

メリット①:質問に答えていくだけで開業書類が完成

開業freeeは基本的に、あらかじめ用意された20個くらいの質問に答えていくだけなので、どこに何を書けば良いか迷うことがなくかんたんです。

また、各設問にガイドが付いており、書類上の難しい単語や項目をわかりやすく解説してくれます。

なので、ほんとに5分もあれば出来てしまいます。

メリット②:記入漏れや書類不備の心配なし

質問に答えていった結果、提出に必要な書類を自動的に作成してくれます。

記入が必要な項目に、正確に自動で記載されるので記入漏れや書類不備の心配はいっさいありません。

手書きは面倒くさいし、記入漏れなどミスする可能性が必ず出てくるからね

メリット③:めんどうな青色申告書類も自動で作成

青色申告する場合、「青色申告55万円控除」または「青色申告10万円控除」のどちらかにチェックを入れるだけで、記入欄が複雑な青色申告の申請書類も自動で作成してくれます。

全体的にいえますが、記入が必要な箇所を事前に調べる時間も必要もゼロです!

メリット④:必要書類の作成から提出まで完全サポート

開業freeeでは必要書類の作成はもちろんのこと、電子申告の場合は、提出までをガイドで完全にサポートしてくれます。

郵送の場合は、送付先の税務署の宛名まで自動作成してくれます。
あとはその宛名を封筒に貼って投函するだけなので手間いらずです。

\開業書類を無料で作成/
開業freee公式サイト

開業freeeの利用手順を解説

実際に開業freeeの画面を見ながらステップごとに解説していきます。

今回はフリーランスのデザイナーが「開業届」と「青色申告の申請書」を作成するイメージで進めてみます。

今回はパソコンで操作しています。スマホからでも同じようにできます。

開業書類作成から提出までの4ステップ

  • ステップ1:開業freeeのサイトからアカウント登録
  • ステップ2:書類作成に必要な準備を行う(準備ステップ)
  • ステップ3:開業するための書類を作成(作成ステップ)
  • ステップ4:開業するための書類を提出(提出ステップ)

ステップ1:開業freeeのサイトからアカウント登録

開業freeeのトップページから「開業書類を作る(完全無料)」をクリックします。

 

続いてアカウント作成ページで、メールアドレス・パスワードを入力します。

利用規約などを確認し「同意して登録する」ボタンをクリックしてアカウントを登録します。

ステップ2:書類作成に必要な準備を行う(準備ステップ)

この画面では、開業届に必要な書類を作るための準備をします。

各質問にしたがって、次のように入力していけばOKです。
入力が終わった項目は「保存を押しましょう。

 

まずは、仕事の種類・仕事の概要からです。
仕事の種類はフリーランス、概要はデザイナー・クリエイターを選択します。

 

次は事業開始日です。
個人事業主として仕事を始める予定の日、または始めた日付を入力します。

仕事を始めて1ヶ月以上経っている場合は、開業届提出予定日を記入しましょう。

 

3つめは見込み収入です。これは適当で問題ありません。
具体的な見込みがなければ、会社員時代の月収とかでもいいでしょう。

 

次は仕事をする場所です。
在宅で仕事をしているデザイナーが多いので、自宅を選択しています。

 

準備ステップの最後は、給与の支払い予定です。
フリーランスのデザイナーが給与を支払うことは少ないので、今はないを選択しています。

準備ステップのすべての項目を入力し終わったら「次へ」ボタンをクリックします。

ステップ3:開業するための書類を作成(作成ステップ)

この画面では、実際に開業書類に記載される情報を入力します。

準備ステップ画面に続き、必要事項を入力していくと、必要な書類が自動で作成されます。

 

屋号についての項目です。
屋号は記事前半で解説したように、空欄でも届出が提出できます。

ただ、屋号を付けると下記のようなメリットがあるので、個人事業主として本格的に活動するのであれば付けたほうがいいです。

  • 取引先からなど社会的な信用が上がる
  • 屋号で事業用の銀行口座やクレジットカードを作れる

 

続いて申請者の基本情報を入力します。

申請する人の住所などを入力すればOKです。なお、在宅で仕事をする場合は自宅の住所を入力します。

 

収入(所得)の種類を入力します。収入がデザインだけであれば事業所得を選択します。

 

確定申告の種類を3つの中から選びます。

個人事業主になるのであれば、もっとも節税ができる「青色申告55万円控除」を選びましょう。

記事前半にも書いたように、複式簿記は初めての人にはハードルが高いですがクラウド会計ソフトを使えば知識がなくても余裕です。

ちなみに、クラウド会計ソフト「会計freee」なら、開業freeeと同じアカウントで登録できるようになっています。

ここまで入力できたら「書類を提出する」ボタンをクリックしましょう。

5分とは言わないまでも10分くらいでできたので、かんたんすぎて驚きました!
屋号だけあらかじめ考えてけば、他に迷う項目はなさそう

以上で必要な開業書類が自動で作成されました!

ステップ4:開業するための書類を提出(提出ステップ)

最後のステップでは、提出に必要な手順が案内されます。

まず①で、書類を提出する税務署を選択します。

申請者の住所から自動的に絞り込まれるので、基本的には変更の必要はありません。

 

次に自動で作成された開業書類を確認します。

フリーランスデザイナーが必要書類な次の書類です。

  • 個人事業の開業・廃業等届出書
  • 所得税の青色申告承認申請書

書類を確認する」をクリックすると、以下のように書類の内容を確認できます。

実際の書類のサンプルはこんな感じです。

 

書類の提出方法を選択します。
税務署に持っていく・郵送する・freeeで電子申告する」の3つから選択します。

電子申告にはICカードリーダーが必要なのでハードルが高いです。なので郵送する」がおすすめですね。

送付する税務署の宛名も自動作成されるので、住所を手書きする必要はありません。

この宛名を切り、封筒に貼って投函すればいいだけです。

 

書類を印刷して準備をしましょう。
画面の案内の通りに、必要な場所にマイナンバーを記入してハンコを押して仕上げます。

 

いよいよ書類を提出しましょう。

郵送の場合は、画面の案内の通りに以下を忘れずに入れます。

  • 印刷した書類一式(控えも必ず同封)
  • 返信用の封筒(必ず切手を貼り、自宅の住所も記載)
  • 本人確認書類のコピー
返信用封筒を入れないと控えが返ってこないので要注意です!

\開業書類を無料で作成/
開業freee公式サイト

まとめ

いかがだったでしょうか。

「面倒くさい」「忙しいくて税務署に行けない」と悩んでいた方も、開業freeeを使えば、自宅に居ながら手軽に開業届を作成・提出できますね。

開業freeeについての「留意点・注意点」「メリット4つ」をもう一度まとめます。

留意点・注意点を確認

  • 事前に準備するもの
  • 電子申告する場合
  • 青色申告55万円控除を選択する場合
  • 屋号の有無を決める

開業freeeの4つのメリット

  • メリット①:質問に答えていくだけで開業書類が完成
  • メリット②:記入漏れや書類不備の心配なし
  • メリット③:めんどうな青色申告書類も自動で作成
  • メリット④:提出書類作成から提出まで完全サポート

めんどくさい開業手続きは、サクッと終わらせて個人事業主としての一歩を踏み出しましょう!

ABOUT ME
ヨシダマサ
埼玉県出身で都内在住。フリーランス歴10年以上のグラフィックデザイナーです。40代になり新しいことにチャレンジしようと思い立ち、2019年5月に新元号とともにブログを始めました!デザインとネット収益で生活することを目標にしています。 詳しいプロフィールはこちらから!