デザイン書籍

デザイナーが選ぶ!デザイン初心者の勉強におすすめの本13選

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どうも、フリーランスデザイナーのヨシダマサ(@onof_yoshi)です。

デザインを勉強中の人、または初心者は、本を選ぶ時に最初の導入本としてどれを読めば良いか分からない人が多いと思います。

そんなあなたのために今回は、現役デザイナーの筆者が実際に購入して「初心者の人にはこれがいいな」と思った、買っても決して損はしないデザイン本13冊を厳選しました。

こんな人にオススメ
  • 独学でデザインを勉強している
  • デザインが上手くいかない初心者
  • デザイン未経験者でスクールに通い始める前に基礎だけでも勉強したい
  • デザイン本は値段が高いので失敗したくない

 

デザインの勉強本には電子書籍よりも紙の本をおすすめします

デザイナーの視点で、デザインを学びたい人にぴったりの導入本を紹介していきます。

デザイン初心者におすすめのデザイン本13選

初心者におすすめするデザインの勉強本はこちらの13冊。

  1. ノンデザイナーズ・デザインブック
  2. デザイン入門教室[特別講義]
  3. なるほどデザイン
  4. 同じ素材&テキストなのに、こんなに違う!デザインのネタ帳
  5. あたらしい、あしらい。
  6. やってはいけないデザイン
  7. けっきょく、よはく。 
  8. MdN EXTRA Vol. 5 絶対フォント感を身につける。
  9. ほんとに、フォント。
  10. トレース&模写で学ぶ デザインのドリル
  11. 配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本
  12. Webデザイン良質見本帳
  13. 1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座

どの本もプロデザイナーに読まれている良本ばかりなので、きっとあなたの今後のデザインの役にも立つと思います。
順番に紹介していきます。

ノンデザイナーズ・デザインブック

20数年前の発売からずっとデザイナーに読まれ続けているロングセラー本。

「基本的なことは『ノンデザイナーズ・デザインブック』を読めばすべてわかる」というほど、全てのデザイナーが一度は手に取ったことがあると言っても過言ではない名著です。

近接・整列・反復・コントラストのデザイン4原則がわかりやすく解説してあります。

本の中身としてはシンプルな内容ですが、その分、デザインの基礎をしっかりとインプットできます。

 

デザイン入門教室[特別講義]

「お遊びじゃない、本気でデザインの勉強をしたい!」という人に、ぜひおすすめしたい本です。

そもそもデザインってなんぞや?という根本的な部分から、デザイン制作の流れ基本ルール、実践演習までマルっと学べるので、デザイン入門書としてぴったりです。

 

なるほどデザイン

かわいいイラストが表紙の、Amazonでもベストセラーのなるほどデザイン。

デザイナー・非デザイナー関係なく、デザインが好きな人なら誰でも楽しく読めるように、よく考えられています。「デザイン=楽しい」を実感させてくれる、新しいタイプのデザイン本ですね。

イラストや写真での解説がメインなので、内容が感覚的に脳に入ってきます。だから、活字が苦手だったり、教科書のような本が嫌いな人にぜひおすすめします。

実際、手に取ってみると、その読みやすさに誰もが「そりゃあ売れるよな」と納得する一冊。

 

同じ素材&テキストなのに、こんなに違う! デザインのネタ帳

1つのテーマに対して、4人のデザイナーがデザインレイアウトをプレゼン形式で提案していく、という面白い切り口のデザイン本です。
デザインって正解は1つじゃないんだ!と、気づかせてくれます。

4パターンのデザインは、どれもレイアウトや配色、写真の見せ方などのクオリティが高く実用的で、デザインの案だしが苦手な初心者に役立つ本になっています。

 

あたらしい、あしらい。

「けっきょく、よはく。」「ほんとに、フォント。」に続く、シリーズ第3弾。

この本は、デザインを勉強していて、参考にしているデザイン本や自分のデザインが、「なんかアカ抜けないなぁ」とか「古くさい」と感じている人におすすめです。

内容はヒットした過去2シリーズと同じように、新米デザイナーと先輩デザイナーによる、「アカ抜けないあしらい」と「古くさいあしらい」のOK例、NG例を比較して解説していきます。

とくに、今っぽいあしらい(装飾)にフォーカスした本は、他ではあまり見たことがないので、「デザインのあしらいが苦手」という初心者、「デザインをアップデートできていない」まあまあなベテランにも役立つ一冊。

 

やってはいけないデザイン

非デザイナーやデザインを勉強中の初心者にありがちな、やってはいけないデザインと、その改善策をわかりやすく解説したデザイン入門書。

「原稿編」「レイアウト編」「カラー編」などの章で構成してあり、制作工程ごとのやってしまいがちなNGポイント解消方法をコンパクトにまとめてあります。

こちらはノンデザイナー向けに書かれた本らしいですけど、いろいろな失敗例を見ることで、デザインに対して正しい判断基準ができるようになるので、デザイン初心者が読んでも損はありません。

 

けっきょく、よはく。 

今まで誰も教えてくれなかった「余白のデザイン」をデザイン例ともに紹介。初心者にとって余白もデザインの一部という考え方は、目からウロコだと思います。

また、切り口が面白くて、この本では新米デザイナーのNGデザインと、先輩デザイナーのOKデザインとを比較して悪いポイントも細かく指摘してくれてます。

デザインの勉強を始めて、自分のデザインにモヤモヤしている人は、新米デザイナーのNGデザインに共感しながら読めるのではないかと思います。

 

MdN EXTRA Vol. 5 絶対フォント感を身につける。

デザイン雑誌「MdN」の企画だった「絶対フォント感」をまとめた一冊。絶対フォント感とは、さまざまな書体を見分けて言い当てることができる能力のこと。

「基礎知識編」「実践編」「深読み編」の3つのステップを通じて、フォントを深く理解できる内容になっています。

もともと雑誌の企画とはいえ、フォントについて体系的にしっかり学べるので、初心者に限らず中級者でも充分に読み応えがあります。

また、気になった書体は、特別付録の「フォント見本帳」で調べられるので、絶対フォント感を鍛えるのにめちゃくちゃ便利です。

 

ほんとに、フォント。

先ほどの「けっきょく、よはく。」シリーズのフォント版で人気の一冊です。こちらも前作同様、分かりやすく、デザインにすぐに取り入れられて実用性バツグンです。
初心者にもわかりやすいようにイラストを交え、フォントの基本の基本から学べるのがいいです。

こちらにも、新米デザイナーと先輩デザイナーが登場。OK例とNG例のデザインを比較して紹介しています。

初心者には選ぶのが少々難しい『タイトル向きのフォント』『装飾向きのフォント』なども解説されていて、経験が浅いデザイナーにもわかりやすくて、すぐに実践できます。

 

トレース&模写で学ぶ デザインのドリル

こちらは実際に手を動かしてアウトプットしながら、デザインが学べるドリル形式の超初心者向けのデザイン本。
トレースや模写は、初心者やデザインを勉強中の人がもっともデザイン上達する練習方法の一つです。

素材と完成品をダウンロードして、見本と同じようにデザインレイアウトしていきます。

この本のメリットは、デザインするときの優先順位、余白の取り方、写真のトリミングなど「デザイン理由」や「意図」を考えながら、インプットとアウトプット両方が同時できることです。

正しいトレース方法を身につけると、デザインの思考力も鍛えられてデザインすることがより楽しくなります。

 

配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本

実用性があって、見やすくて・使いやすい、3拍子そろった配色見本の専門書の中ではNo.1です。

色の組み合わせによる印象や、全127ものテーマ別に配色例が多数掲載されているので、配色はこの本一冊あればOK。

迷うことなく、デザインイメージにぴったりな配色が見つかるはずです。初心者はもちろん中級者まで、デザイナーであれば誰もが持っておくべき本。

 

Webデザイン良質見本帳

優れたWebサイトだけを厳選した見本集です。
僕はグラフィックデザインが主戦場ですが、自分のブログのイメージを考える際に参考にしました。

この手の見本集の良いところは、ギャラリーサイトとは違い、レイアウト・配色・フォントなどページを構成しているデザインを分解して解説されており、細部まで勉強することができるところです。

また、細かくカテゴリー分けされているので、制作内容やデザインの目的に合ったアイデア出しの参考になります。
初心者は「優れたWebデザインの理由」を深く理解することができるでしょう。

 

1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座

HTML、CSSなどのWebデザインやサイト構築について勉強したい人向けの入門書。
専門的な知識が全くなかった僕が、ブログを開設するにあたり基礎を勉強するために読んだ本です。

前半は「webの基本」「HTMLの基本」「CSSの基本」基礎知識の章。後半は「Webサイト作成」実サイト制作の章に分かれていて、体系的にすべてが学べます。

また、初心者には難しいIT用語も丁寧に解説されているので、自分でネット検索する手間もなく読み進められるのがいいです。

 


ステップ別に合った本を時系列で紹介

上記でご紹介した本をどの順番で読めばいのか分からないという方のために、各ステップに合った本を時系列でご紹介します。
今の自分にはどのデザイン本が良いのか分からないという人も、ぜひ参考にしてください。

挫折せず、デザインが早く上達するために、正しく自分のレベルに合った本を読み、そして実践しましょう。

STEP01 デザインを勉強するのが初めて

デザイナーを目指す全ての人が、デザインの勉強を始めるときに最初に読むべき本は『なるほどデザイン』。
デザインの基礎を学ぶ前に、デザインの「楽しさ」を知ることができる良書です。

 

『なるほどデザイン』を読んで、デザインの楽しさが伝わりデザインの勉強がしたくてウズウズしてきた人はSTEP02に進みましょう。

STEP02 デザインの基本を学ぶ

これからデザインの基本を学ぶという人には、『ノンデザイナーズ・デザインブック』『デザイン入門教室[特別講義]』をおすすめします。デザインの基礎は、正しく体系的に学ぶことが大切です。そのために、読みやすく理解しやすいこちらの本が最適。

『ノンデザイナーズ・デザインブック』は、文章が多い教科書タイプ。赤ペンで補足したり、アンダーラインしながら勉強したい人におすすめ。

 

『デザイン入門教室[特別講義]』は、写真やイラストを使った解説で読みやすい参考書タイプ。ビジュアル的で頭に入って来やすいので、文字を読むのが苦手な人向け。

 

デザインの基本を理解できたら、STEP03に進みましょう。

STEP03 デザインを実践する

基本をインプットしたら、次はアウトプット(実践)しましょう。デザイン上達の一番の近道は、まずプロのデザインを真似ることです。

このステップの人には、ただトレースするだけでなく、デザインの理由や意図を理解しながらトレーニングできる『トレース&模写で学ぶ デザインのドリル』がおすすめ。

 

STEP03でトレーニングを積んだ人は、次のSTEP04へ。

STEP04 やりがちなデザインを回避

STEP03までこなした人は、初心者がやってしまいがちなデザインを先回りして見て、デザインの失敗を回避しましょう。

次の4冊は初心者が共感してしまいそうな、NGなデザイン例がたくさん載ってます。どれも「人のふり見て我がふりを直す」のに役立つ本です。

 

 

 

 


まとめ

今回はご紹介したおすすめのデザイン本は、どれもデザイン業界でも評価が高いものばかりです。
まずは、自分の現在のステップに合った本を手に取ってみるか、直感で面白そう!とか、なんか気になる!と思った本を購入して読んでみましょう。

そして、せっかくインプットで得た知識も、手を動かさなければあっという間に忘れてしまうので、どんどんアウトプットしていきましょう。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

ABOUT ME
ヨシダマサ
埼玉県出身で都内在住。フリーランス歴10年以上のグラフィックデザイナーです。40代になり新しいことにチャレンジしようと思い立ち、2019年5月に新元号とともにブログを始めました!デザインとネット収益で生活することを目標にしています。 詳しいプロフィールはこちらから!