副業

会社員デザイナーが独立まえに副業をするべき3つの理由と注意点を解説

※本サイトでは記事内にアフィリエイト広告を利用している場合があります

どうも、フリーランスデザイナーのヨシダマサ(@onof_yoshi)です。

デザイナーはもっともフリーランスとして独立しやすい職業のひとつです。
時代の流れ的にもフリーランスとして活動するデザイナーは、今後さらに増えていくでしょう。

しかし、将来フリーランスを目指している会社員デザイナーの中には、独立に対して悩みや迷いを持っている人も多いです。
実際、僕もフリーランスの身なので気持ちはわかります。

こんな悩みを持つデザイナー向けの記事
  • フリーランスでやっていけるか心配
  • 仕事の取り方がわからない
  • 自分がどれだけ通用するのか不安…

 

上記のような悩みを解決するためには、結論、「副業」をしてみるのがいちばん良いです。
そして、フリーランスになる前に、まずは会社に所属しながら副業を始めるべきです。

 本記事の内容

  • デザイナーが独立するまえに副業をすべきな理由
  • 副業初心者におすすめの仕事の取り方
  • 会社員デザイナーが副業をするときの注意点

本記事を読めば、フリーランスになる前にまずは副業をするべき理由が理解できると思います。
さらに、副業初心者向けの仕事の取り方、副業で注意すべき点まで解説していきます。

デザイナーが独立するまえに副業をするべき理由

僕が独立するまえに副業をすすめる理由は、フリーランスに対する悩みや不安の要素がすべてクリアになるから。

具体的にはこのようなメリットがあります。

  • メリット①:デザインスキルを磨ける
  • メリット②:お金を稼ぐ難しさを肌で感じられる
  • メリット③:自分の市場価値がわかる

それぞれ解説します。

メリット①:デザインスキルを磨ける

会社員の場合、基本的に仕事は選べませんが、副業ではやりたい仕事を自分で選ぶことができます。
なので、副業でどんどんスキルを磨いていきましょう。

将来、フリーランスとしてやっていける自信につながります。

副業で出来ることはおもに2つ

  • アウトプットを増やしてデザインスキルを磨く
  • 本業以外のスキルも磨ける

アウトプットを増やしてデザインスキルを磨く

本業の仕事以外に積極的にアウトプットの機会を増やすことで、デザインスキルを磨くことができます。
おすすめなのはクラウドソーシング(後ほど詳しく紹介)の「コンペ案件」。

理由は…

  • 同条件のいろいろなデザインを見ることができる
  • 提案力のあるデザインの説明の練習になる
  • 上手いデザインと自分のデザインの違いを考える力がつく

コンペ案件の場合、採用(収入)されることを目的にすると、なかなか選ばれず心が折れます。
続けるコツは、収入目的ではなくスキルアップの練習目的としてやることですね。

本業以外のスキルも磨ける

副業では、本業以外の仕事のスキルも身につけることができます。
フリーランスとして、作業できる範囲が広いというのはすごい武器です。

本業がWebデザインナーであれば
・プログラミング
・UI/UXデザイン
・SEO知識など
グラフィックデザイナーであれば
・Webサイト
・バナー作成など

このように、本業以外のことも一人で担当できれば、市場価値がぐんっと高まります

メリット②:お金を稼ぐ難しさを肌で感じられる

自分で仕事を取るというのは難しいことです。自分でお金を稼ぐというのは大変なことです。

それを肌で感じることができるのが副業です。

フリーランスをやっていると大変なことがいろいろあります。
その中でも、大変さが身にしみるのが営業です。

自分を売り込んで、お金の交渉をして、ひとつの案件を獲得する。
会社員デザイナーはまず経験しないことです。

途中で挫折するフリーランスデザイナーの多くは、営業がうまくできずに諦めていきます。というか、継続して仕事を受注できずに、諦めざるを得なくなったとういう方が正確かもしれないです。

だから、独立する前にお金を稼ぐ大変さを肌で感じておくことが大切なんですね。
フリーランスになるのなら、ある程度継続して収入を得られるコツをつかんでからの方がいいでしょう。

メリット③:自分の市場価値がわかる

会社でデザイナーをしていると自分のデザインの価値がわかりません。副業をやってみると、わからなかった自分のデザインの価値に気がつきます。

自分の市場価値を知ることは次のメリットがあります。

  • 評価が高くても低くてもモチベーションにつながる
  • パーソナリティも自分の価値だと気がつく

評価が高くても低くてもモチベーションにつながる

自分への評価を客観的に知ることはすごく大切です。

高ければ純粋に嬉しいですし、頑張る気力が湧いてきます。
逆に低くても、自分の課題が何なのか考えて改善するきっかけになります。

ポジティブにとらえれば、どちらにしてもフリーランスとして成功するためのモチベーションにつながります。

パーソナリティも自分の価値だと気がつく

多くのデザイナーは「自分の価値=デザイン」だと思っています。
まわりくどい言い方ですが、それは「正解」でもあり「間違い」でもあります。
なぜなら、上記の方程式が当てはまるのは、会社に所属するデザイナーだけだから。

じゃあ、フリーランスデザイナーの価値とはなにか。それは「デザイン+パーソナリティ(人柄)」です。

仕事で一番大切なのは、お互いの信頼関係です。

なので「まじめ、言い訳をしない、納期を守る、感謝する」といった、実直に取り組む姿勢と人柄が「信頼」を生み、次の仕事につながっていきます

これは真理です。
よく覚えておきましょう。


副業初心者におすすめの仕事の取り方

仕事の取り方はいろいろありますが、副業を始めたばかりの初心者におすすめの仕事の取り方はこちら。

  • その①:クラウドソーシングによる案件
  • その②:友人・知人などの個人的なつながり
  • その③:SNSを使った営業活動

その①:クラウドソーシングによる案件

クラウドソーシングは、ネット上で仕事を依頼したり、受注できるサービスのこと。
デザイナーが副業する場合、クラウドソーシングを利用するのがもっとも一般的です。

クラウドソーシングには、「コンペ式」「プロジェクト式」「タスク式」があります。
なかでも、フリーランスを目指すデザイナーにおすすめなのは「コンペ式」「プロジェクト式」。

コンペ式は、複数デザイナーの作品を提案して、採用されるのは1点のみ。実際採用されるのは難しいですが、デザインスキルの練習に良いです。

プロジェクト式は、依頼に対して見積りと実績を提案して、選ばれれば仕事がスタートします。自分(デザイン)を売り込む提案力が身につきます

クラウドソーシングサービスの登録は本当に簡単になっており、10分もあれば終わりますので時間があるときにぜひ登録しておきましょう

登録だけ済ましておけばとりあえずはOK。あとはたくさんの隙間時間に案件を確認しつつ、興味のあるものに応募していく流れです。

デザイナーが使うならこちらの2つは必須。

ランサーズ

※僕も登録している、「デザイン案件」「Webデザイン・Web制作」案件に強いランサーズ。こちらをまず登録しておけば問題ないです。

クラウドワークス

※ジャンルがとにかく幅広くて、デザイン制作からライティング・アプリ開発など、200種類以上のカテゴリーがあり、こちらも登録していて損はないです。

クラウドソーシングサービスについて、こちらで詳しく紹介しています。

営業が苦手なフリーランス必見!クラウドソーシング&案件紹介エージェント10選こんにちは。ヨシダマサ(@onof_yoshi)です。 フリーランスの皆さんは、営業活動はどうしていますか? 独立して一番苦労す...

その②:友人・知人などの個人的なつながり

友人・知人から仕事をもらったり、紹介を受ける方法がいちばんラクかもしれません。

相談や打ち合わせがスムーズに行えるのがメリットですが、近しい間柄だけにお金の交渉をしづらいのがデメリットでもあります。

そんな時は、お金のことは社会勉強と割りきって、友人とコミュニケーションを取りながら、思いっきり楽しみましょう。
そうすれば、めちゃくちゃ素敵なデザインができあがるかもしれません。

その③:SNSを使った営業活動

Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSを使った営業方法。

SNSをビジネスツールとして、情報発信をして集客しているデザイナーはたくさんいます。「デザインの仕事の依頼受け付けてます!」みたいな投稿をしている人は、SNSで営業活動をしている人ですね。

ただ、SNSは母数が多いので、投稿頻度が少ないとたくさんの情報の中に埋もれてしまいます。

デザイナーが仕事の依頼を受けるには、毎日バナートレースや、作字などの投稿を継続するのがポイントです。
バズったりフォロワーが増えれば、注目を集めることができます。

せんざきさん(@senzaki_d)は、#毎日クリエイティブというハッシュタグをつけて毎日個人制作を投稿していました。


会社員デザイナーが副業をするときの注意点

会社員デザイナーが副業する場合、注意する点がいくつかあります。

  • 会社に内緒ではやらない
  • お金稼ぎをモチベーションにしない
  • 本業に影響が出ないようにする

会社に内緒ではやらない

もし副業が禁止されている会社なら、やめておきましょう。

副業がバレても法律違反にはなりませんが、会社に属している以上、就業規則を守るのはあたりまえ。規則違反で罰を受けても文句は言えません。

どうしても副業をしたい場合は上司に相談してみるか、思いきって転職をするべきでしょう。

お金稼ぎをモチベーションにしない

副業をしてもすぐにお金を稼げるとは限りません。
始めたばかりで、結果が出るまえからお金をモチベーションにすると、必ず心が折れて挫折します。

なので、フリーランスを目指すのであれば、収入ではなくスキルのアップなどをモチベーションにしましょう。

  • コンペでデザインが採用された
  • クライアントに感謝された
  • 手がけたWebサイトのアクセスが増えた

上記のように、スキルが上がったり評価される仕事をしていけば、お金はあとから付いてきます。

本業に影響が出ないようにする

副業は本業の就業後に行うものです。
疲れてウチに帰ってきて、もう一度パソコンに向かって集中することは、思っている以上に過酷です。

なので、アウトプットを増やそうと無理をして、案件を抱えすぎないようにしましょう。副業が忙しくなって本業に支障が出ては本末転倒です。

時間がなくギリギリの状態だと、余裕がなくなりアウトプットの質も悪くなり、もう最悪です。
そうすると、本業・副業どちらとも破綻してしまいます。

本業と副業のバランスを考えて、自己責任で仕事量をコントロールしましょう。

まとめ

今回の記事のポイントをまとめます。

本記事のまとめ
  • 副業では、デザインスキルと本業以外のスキルが磨ける
  • 独立する前にお金を稼ぐ大変さを肌で感じておくことが大切
  • 副業初心者におすすめの仕事の取り方は「クラウドソーシング」「個人のつながり」「SNS営業活動」
  • 本業と副業のバランスに気をつけよう

はじめは大変だと思いますが、副業を経験すると、独立に対する多くの悩みや不安を解決できると思います。
副業は独立してから失敗しないための、未来の自分への準備。頑張りましょう。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

ABOUT ME
ヨシダマサ
埼玉県出身で都内在住。フリーランス歴10年以上のグラフィックデザイナーです。40代になり新しいことにチャレンジしようと思い立ち、2019年5月に新元号とともにブログを始めました!デザインとネット収益で生活することを目標にしています。 詳しいプロフィールはこちらから!